Maker Faire TokyoとBayareaに参加してきた。備忘録として残しておくことにする。
日程
まず日程と場所は…
Maker Faire Tokyo 10/14(土), 10/15(日) 東京ビックサイト
Maker Faire Bay Area 10/13-15, 10/20-22 Mare island
Bay Areaは2019年を最後に終わったのが、また再開というのがニュースになった。
すでにMaker Faire Tokyoは決まっていたものの、勢いでエントリーした。2019年の最後に行ったときのはこちらで、あまり深いことは考えないで、再開するなら行ってみよ!!と脊髄反射的にエントリーをした。
問題は日程が被っていることだった。とりあえずスペシャルリクエストのところに、「10/13-15 はMaker Faire Tokyoで参加できないから、10/20-22でお願いしたい」というような事を書いたと思う。
ただ、実際はAcceptされたあとの情報入力で、
みたいな感じで選べるようになっていた。これで安心して、この週の前半は東京で後半はBay Areaという、毎週末はMaker Faireというスケジュールになった。
場所
東京ビックサイトは普通に電車で行ける。
Mare islandってそもそも、どこ?というのは、まずGoogle Mapで調べてみると…どこここ?というかナパじゃね?という遠さだった。
フェリーか車でしか行けないようなところで、まぁ行く手段があればなんとかなるか、といった感じだった。
Maker Faire Bay Areaといえば、サンマテオのEvent Centreと思っていただけに、なんかBay Area?みたいな感じはしたけど。
実際にフェリーでサンフランシスコ市内から向かうときは、San Fransisco Bay Ferryのアプリがあるから、それをスマホに入れておいた。フェリーの場所・運行状況・チケットも買えたりできて便利だと思う。実際はClipperカードでフェリーに乗った($10)。
Maker Faire Tokyo 2023
持っていったのは、大量のソレノイドを使ったもの。
作り方・回路図とかはそのまま書いてあったり。
作った理由を聞かれたりしたですが、深い理由はなくて、ソレノイドを100個使ってみたかった…という動機だったりする。気づいたら300個買っていたのがアレだけど。四角と丸で作ってみて、他にも円環だったり色々と作ってみれば良かった。
個人的にテーマ・実験していたのは混雑状況での通信検証だったりした。
ビックサイトは非常に混雑する。その中でBluetooth/WiFi類はほとんど使い物にならなくなるという、イベントあるあるな事になる。そこで、ESP NOWを使ってどれだけ耐性があるか?実験することにした。
構成は次のとおり。
・ソレノイドx16個の箱 x 4 (M5Stamp C3 x4)
・ボタン用 x1 (M5Stamp C3)
全部で5台のM5Stamp(ESP32)でボタンを押したら、他の4台に順番にパケットを投げてソレノイドを動かすといった感じにした。混雑状況でESP NOW(P2P)がどれだけ機能するか?検証を行う場として適していた。
ボタンが押されたら各端末にパケットは1回だけ送信する、ということにしてやってみたところ、接続不良は全くなかった。各端末の距離が近いというのもあるものの不具合はゼロだった。ESP NOWは接続台数が限られているものの、混雑状況で直接通信を行うといったケースでは非常に有用だと感じた。
回って見て、写真を撮ったりして面白いなーと思った作品などなど。
コロナの5類感染症移行後のMaker Faire Tokyo 2023、写真を取り忘れたり、たくさんの人垣が出来ていてちゃんと見れなかった色々なユニークな作品の数々に出会えてとても刺激になった。
Maker Faire Bay Area 2023
久々のMaker Faire Bay Areaというのでテンションも非常に上がった。ただ、持っていくものを決めたのは良いものの、どうやって持っていくか?というのがまず最初に課題になった。持っていったのはこちらの未踏でやったものになる。
これを全部どうやって持っていくか?というのは準備段階からの課題だった。というのも、物品だけで余裕で23kgを越えて、着替えとかも考慮するとトータルの重量は34kgになることが分かった。自分の体重と合わせて、100kgを超える重量になった。
何でこれを持っていくことにしたか?というと、持って行って見せてこれるのか?チャレンジしてみたかった…みたいな感じで、特に深い理由がなかったりする。
これだけの重さの物を持っていく場合、「Fedex/DHLなどの航空便で現地に送る」「頑張って手持ち・キャリーで持っていく」のどちらかを考えた。
これは事前に重量と、どうやって空輸するか?手持ちにするか?検証していたときのもの。一応、事前にMaker Faire Bay Areaのスタッフの方に空輸の依頼も出していた。その場合、イベントの翌日が発送デーになって、再度・現地に行って発送の手配をすることになる。
最後の最後まで決めきれなくて、最終的に手持ち・キャリーに詰めて手持ちで持っていった。ポイントは次の通り、
■ 輸送便
・箱に詰めて送るだけで良い。
・30kgを超える物を持って歩かなくて良い。
・空輸コストが非常に高い。
・空輸中に壊れたときの心理的ダメージ(これは手持ちでも同様)
・イベント終了翌日に現地で発送処理をする面倒さ。
■ 手持ち
・非常に重いので、移動時の体力が心配。
・物品的に怪しい物が大量にあるので、出国・入国検査で問い詰められる可能性(実際に色々とあった….のは別に書こうと思う)
・23Kgオーバーの預け入れ手荷物で重量オーバーでの支払い(+1万円)
ざっとこの辺を検討して、最終的に手持ちで行くことにした。荷物は整理したり最低限必要な物以外は持っていかない事にして、32kgまで抑えた。そして、キャリーとバックパックに分散させることで、オーバーサイズの支払いもしなくて良かった。ただし、10kg近い荷物を背負って移動するのはあまり無いので、自分の体力勝負になった。
■ 場所
実際の場所は元は海軍の倉庫だった場所で、奥まで長テーブル7-8個、15-16mくらいの奥行きのあるところだった。自分のところの倉庫はドアが吹き抜け・風が通りすぎて日中はTシャツでも大丈夫だけど、夕方〜日が落ちるとめちゃくちゃ寒くて、何か1枚着るのが無いとキツかった。
全体のマップはこんな感じ。川べりに倉庫が並んでいて、倉庫ごとにテーマが別れていた。例えばElectoric、ダークルーム、Robotics…etc みたいな感じで。
■ 準備〜イベント
実際のイベント・スケジュールはこんな感じだった。
設営日: 10/19 10:00 am – 6:00 pm
学生向け日:10/20
一般公開:10/21, 22
初日、10/20 の夕方からはHappy Hourでドリンク・食事が参加者に振る舞われる。会場横にはビールの醸造所があって、そこのビールをゴクゴクしてきた。
サンマテオで開催されていた時は、屋外の原っぱで巨大なパエリアを頂きながらだった。今回はあるのかな?と思ったら、倉庫の中だったけど、作品を見ながら自由を味わえる瞬間だった。
ちなみに、Maker Faire Bay Areaのチケットはこんな感じの値段感だった。今は150円/$なので、日本円だと大人は7,500円、学生は4,500円でそれ以下は無料。
こんな遠いところまでチケットを買って人がどれくらい来るんだろうか?と心配していたけど、たくさんのお客さんだった。もちろん、以前のサンマテオほどでは無いにしても、ここまで来るというメンタリティは凄いものがある。
メントスコーラでヒャッハー!!!!の盛り上がりもハンパなかった。
めちゃくちゃ写真を撮っていて(300枚も動画や写真を撮っていたw)気になったものを。「デカい・光る・音がなる」まさにコレといった感じ。
ちなみに、開催は10/20-22の3日間になるのだけど、最終日はこういうイベントでは始めて途中撤退をした。
喉痛が酷くて、最初はイベントあるある・説明しすぎて喉がやられたのかも…と思っていたら、発熱もしはじめて、どうやら風邪をひいてしまった。最終日の朝は雨・吹き抜けの倉庫で続けると、更に悪化して完全に倒れてしまう…と思って、運営に説明して作品を撤収・モーテルに帰って倒れて寝込んだ。風邪薬を分けてもらえた鈴木さんには本当に感謝!!
2019年のサンマテオで終わったと思ったBay Areaが再始動した。
体調悪化で微妙な終わり方をしたMaker Faire Bay Areaになったけど、勢いでエントリして行ってきて、4年ぶりに「お久しぶり」といった感じだった。
短期間に2箇所行ってみて、ユニークさのMaker Faire Tokyo、大物・ファイヤーはBay Areaみたいな感じはする。4年に一度の開催くらいのペースでも、再始動してまた来年のどちらでも、Maker Faire Bay Areaは続いていって欲しい。
あと、他にもSFMoMa、Musee Mecanique、大量の荷物を持っていった結果、入管で起きたこととか、道中記は別途書き残しておこうかなと。