初入院

蜂窩織炎という物で入院していた。
「何か病院で面白い事でもあるんだろうか!?」
初の入院で、病院という未知の空間に期待も膨らんだけど、結論としては「暇」この1文字に尽きる。

経過はこんな感じ。

  • なんとなく右足がかゆいと思って軽く引っ掻く。これが直接の原因らしい。
  • 5/11日、「右足が痛い気がする…」寝れば治るだろ&大丈夫と思って寝る。
  • 5/12日、右足が足首以下から腫れて歩けず。左足1本の”ケンケン”、右足のかかとを軸に数十センチずつ移動するといった方法を編み出したり、最終的にはタクシーを駆使して病院に行く。かなりキツかった&泣きそうな痛みで凹む。”蜂窩織炎”と言われ、抗生物質を貰った。
  • 5/13日、朝起きたら膝下まで真っ赤っかで、さらに悪化。太ももの方まで赤みが侵入してきていて、右足がポンコツ状態に。痛みはハンパない。「蜂窩織炎+リンパ浮腫」というダブルパンチに悪化(w)。明日から即入院の指示。経口は痛み止め、点滴経由で直接体に抗生物質(セファゾリンを2g)の投与に。
  • 本当は5/14-20までMaker Faire Bay Area 2015で米国に渡航予定だったのが、見事に全部消え去った。ドクターに行ったら「絶対に飛行機には私だったら乗せない」「飛行機の中で何かあっても手遅れ。」「もし運良く米国についても、即入院は間違いない」という言葉でようやく諦めた。フライト&ホテルのキャンセルが直前なだけに、こっちも痛かった。
  • 5/14-20日、入院。朝晩セファゾリンの投与とアイシング・足の挙上の対応。最初は松葉杖だったけど、移動が激痛過ぎて車椅子を使うことに。最後の2日間はまた松葉杖に。
  • 退院の条件は「これから1週間あんまり歩かないで、出来るだけ足の挙上、アイシングを続ける」という事だった。毎日、レボフロキサシンを500mg経口で摂取。経過観察で病院に行くことに。よっぽど酷かったようで、治るのに2週間くらい必要とのこと。(イマココ)

症状はシンプルだった「腫れて、痛い」右足の激痛がなければ、熱があるものの他は正常な感じ。ただ、皮膚を触るだけでも発生する痛みに加えて、少しの移動が痛みを誘発する。例えば足を上げていてから下げると、足に流れる血流が変わるんだけど、それだけで激しい痛みが襲ってくる。これが割と泣ける(w

「移動ですよー」という時の移動、トイレ・シャワーの移動でベットから車椅子とかに移動しようと思うだけで、息が止まるよーな痛みが(w

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これは相棒だった車椅子。こういう補助が無いと、足を曲げたり、体重をかけるとそのまま倒れる感じ。気合いで左足1本のケンケンで途中でコケたり(本当はダメ)、看護師さんに倒れこんだりした。あまりの痛みで笑いが止まらなかった。

自分の足の経緯を写真で撮ってはいるけど、ゲロ&気持ち悪くて見せられたもんじゃない感じ。「人間の足って、こんなドス赤黒くなっちゃうものなのねー」と我ながらびっくりした。

車椅子と松葉杖を使った実体験と改善点(改造)したら面白いと思うのは次の通り。

■車椅子

  • 1日も使えば前後左右・回転動作などはすぐ慣れる。
  • 看護師さんとかに後ろから押されると楽。ただ自分で移動したいからちょっとイヤな気もしてくる。
  • 後進する時、ドアから出る時が一番気を使う。左右の確認、後ろの確認とか。サイドミラー・バックミラー(またはセンサー)が欲しい。
  • ライト機能で光があればちょっと嬉しい。暗い所とかね。タバコを吸えるのが外で、夜は暗いから光が欲しかった。
  • 車椅子からベッドに変形(その逆も)があれば、割と便利な気がする。
  • 高さを自動で変えられたらベッドの移動もめっちゃ楽なのに。ベット側の高低は変えられる。車椅子の高低も自動で変えられても良い気がする。
  • モーター付いて自動で動くのは、やっぱアリかなー。
  • 傾斜になっている所を移動しようとすると、重心のズレから後ろ向きにコケそうになったりした。自分で重心移動できる人なら何とかなるけど、できない人は厳しいね。このバランスの制御がムチャクチャ欲しかった。
  • センサーが前後左右について、ぶつかりそうになったらブレーキくらいの簡単な機能でも嬉しい。
  • 車椅子の座る部分の裏にバッテリーやらセンサ・コントローラを置けそうだし、やろうと思えば改造はできそう。

■松葉杖

  • 左右のバランスを取るのにコツが必要だった。
  • 二の腕の筋肉が鍛えられる。筋肉痛にもなった。
  • 移動で右足が前後に振られる時の痛みが泣けた。「接地しなくてもOK」という点はクリアしているんだけど。
  • 手のグリップの所が濡れると滑りやすく、お手洗い後とか手に汗かいた時はドキドキする。滑らない素材は無いのかしら。
  • 松葉杖を動かす時、音が鳴ったらちょっと良いかも。バランスに応じてでもね。
  • コケそうになって、足を誤って着いたら激痛で泣きそうになった。これをうまく補助できれば。
  • 手元のグリップにスイッチを仕掛けて、音・光らせられたら良いかも。
  • まさに硬い棒で体を支える感じで、この筐体部分にスプリングを入れたら、歩行の時の緩衝になって腕と脇にかかる負荷、接地する時の動作が軽減されるのでは?と(論文もあった)。
  • 少しデザインを変えると、脇や二の腕にかかる負荷を軽減できそうな感じがした。この辺は作り次第な感じも。

ざっとこんな感じかな。シンプルな構造だけに手を入れる余地は色々とありそうな気もした。

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