Realtime Cyber Attack Visualizer

以前、Firewallの可視化で取得したデータを使って何かやりたいなーと思っていて、こんなのを作っていた。


Unityで作ったもので、普通の一般な人達に地球上を飛び回っている軌跡とParticleってなーに?と思わせて、実は「あれは東京にあるサーバへのサイバー攻撃が各国から来て、世界中を攻撃データが飛び回っているんだよ。」という可視化の一巻で。

■ なぜ世界中をデータが飛び回るのか?
イギリスに居る人から、日本に向かってデータが来るとき、そのデータは光ケーブルを辿って来る訳だけど、「イギリス->東京」と直接くることは無い。例えるなら、郵便物を送る時に、「手元 -> ポスト -> 郵便局 -> 配送 -> 郵便局 -> 配達員さん -> ポスト -> 相手の手元」といった感じで、色んな場所を経由して届く感じに似ている。

今、このblogを見ている文字や写真、youtubeのデータさえも直接見れているという訳ではなく、色んな所を経由して来ている。その経路はtracerouteという物で辿れて(正確には経路はA->B、B->Aという相互で同一の経路になるとは限らないため、あくまでも経路の確認用。行きと帰りで違う道を通って行くのに似ている)、そのデータを利用している。

分かりやすく見てみたのがこちらにまとめて置いた物。これは全て「インド->日本」への経路を引いた物。

こちらはopenFrameworksを利用して昔作った物。貯めていたデータを全て表示すると、地球上をデータが覆い尽くすような感じになる。

動画で見ると糸で覆われていくような。


いま見ている画面や動画は、直接誰かとやりとりしている訳じゃなく、世界中を駆け巡って来ている。世界中に引かれた光ファイバーや、目に見えない無線で相手との距離感は一瞬に感じられるけど。

■ もう少しネットのデータを見て見たい…
PCやネット上のデータは2進数(0と1)だけでやりとりされている。実際は16進数で見たりする事は多いけど。

そこでスマホでQRコードを読み込んでアクセスするとWebサーバにアクセスして、そこでアクセスしたデータを2進数で表示して、プリントアウト->利用者に渡す物を作って、2016年のインターネット闇市で配って来た。表示されているのは、IPアドレスとUser-Agentというごく一部のデータを0と1で。この0と1、もしくは16進数だけでアクセスしたデータを使って何か表現して使ってみるのは何気に面白いかも。

「これだけの0と1という膨大な量がコンピュータで処理されている」という実感は自分でも全く無い。もはや人力では不可能な膨大な量を、気づかないうちにコンピュータやネットワークが処理している。その0/1を紙に出して見ると凄まじい量で、普通に驚きだった。

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