LTE端末でIPv6

ついにIPv6がやってくる。

国内スマホユーザーを“IPv6デフォルト化”する計画が明らかに、携帯キャリア大手3社が2017年夏ごろ対応開始

というニュースが前に出ていて、どーせいつものヤルヤルでやらないんだべ…ヲレ知ってるもん。と思っていたら…

インターネットプロトコル IPv6対応について
Xi契約で、2017年夏モデル以降の対象機種はIPv6化!! しかも…

2017年夏モデル以降は原則、対応機種であれば、デフォルトでIPv6通信を利用する設定となっています。

マジでデフォでIPv6キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ってことで…もう暑いし夏っぽい気もするし、IPv6使えるんぢゃね?と思ってやってみたら、凄いっす…マジでIPv6降臨してくる。

■ iPhone
放置していたら、IPv6が降ってきていた。

■ Android
docomoの設定方法の通り、SPモードの設定をすると降ってくる。

Androidの場合は既存端末は設定が必要だけど、iPhone大国日本(w)だとデフォでみんなのスマホがIPv6化されているという流れが予想される。つまり…特に何も気にしなくてもIPv6を利用している、といった状態になるでしょー。
既にGoogle、Twitter、Akamai、Facebook…etcとか海外のサービスは、IPv6で利用できる。YoutubeとかはIPv6&QUICで動いていたりする。

■ IPv6デフォになった時の利点
国内の大抵のサービスはIPv4のみだったり、IPv6を振らないで運用していると思うけど、IPv6のアクセスがIPv4に比べて、結果的に相対的に早くなる。まず、環境的にはこんな感じ(IPv6グローバルを晒すけど、マスクするの面倒くさいし、まぁ良いっかwって感じ)

– 端末 : docomo SPモード(普通のSIM)、iPhone7 Plus、IPv4/v6が降ってきている、こんな感じね。

– サーバ: テスト用サーバ
同じサーバで適当に取っていたドメインを利用
domain : techgeeek.tokyo(ipv4のみ), www.techgeek.tokyo(ipv4/v6)
IPv4 : 150.95.155.109
IPv6 : 2400:8500:1302:829:150:95:155:109

この時、IPv4、IPv6でテスト用サーバにHTTP:80で接続するとき、最初のHTTP GETが端末から発行されるまでの時間をチェックする。

IPv4の時、first HTTP GET : 1.012014sec

IPv6の時、first HTTP GET : 1.003130sec

IPv6の方が、8.8msec早い。何度かやって平均を見てみると分かると思うけど、測定している時の端末やNW状況にも依存するものの、〜20msecほどIPv6の方が早かった。DNS応答の場合に依っては1秒超えることも。この原因の元になるのは、
大抵のOS(iPhone, Linux系、Win系)はIPv6のDNS問い合わせを優先する。
このことに起因している。

IPv4の接続シーケンスを図で見てみると…

AAAAも問い合わせるけど、Aレコードが戻ってきてTCP(SYN)で接続が行われる。他方…IPv6の場合は、Aレコード(IPv4)側が戻ってこなくても、最初に問い合わせたIPv6のAAAAを利用して、すぐさまTCP(SYN)が飛んでいる。まぁ、最初にAAAAの名前解決をしに行っているから当然と言えば、当然だけど。

つまり…IPv4/v6 Dualでスマホから接続しに行く時、IPv6の方が早く接続されるという流れになる。

■ 通信速度の利・欠点
サーバ側がIPv6も持っていると、端末からのアクセスが早くなる。地味にx0msecの差は大きい。
つまりIPv4のみの場合、IPv6に比べて遅くなる。現時点で、IPv4のみのNW、スマホもIPv4のみが多いから、IPv6 Globalを降っても何も変わらないけど、スマホがIPv4/v6 Dualになると顕在化する。例えば、広告や大量配信しているシステムやゲーム、数msecでも早くデータを渡したい!!といった所だと、この差がジワリと現れてくる。

「DNSが一旦解決されてキャッシュされれば問題ないべ?」とか優先度を変えればいいじゃん、と思うかも知れない…けど、残念な事にIPv4のみの場合、最初に何故かIPv6 AAAAレコードを問い合わせてから無かったら、IPv4側で接続しに行くというのが発動する(iPhoneで。常時では無いけど)。つまり…キャッシュされていてもIPv6側を問い合わせてから、IPv4側のキャッシュを使って接続する…という、IPv4に対する嫌がらせ(www)としか思えない動きが発生する。そもそも、DNSで設定していないにも関わらず。

(1行目、既にv4のアドレスを解決しているにも関わらず、AAAAを問い合わせる。)

まぁ、あれっすよ…GoogleのIPv6テストページを見て見るとヲレ未来に来ている感(w)で満足しちゃいそう。だけど、このIPv4のみで運用した場合に発生する、アクセス遅延について、IPv6を渋っている上司やら管理者を説得する材料とかでどぞ、「v4のまま、遅いアクセスを許容するんですね!!」って感じで。

まぁ…スマホ側がIPv4/v6のどちらも使えるのに、システム・サーバ側がIPv4だけ!!とか、もう意味ワカランというかカオス感はするけどねw 徐々にIPv6が使われますよーに:)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です