今年も4/1の大学や学校を卒業した新卒の時期になった。
エイプリルフール企画と共に、どこの入社式がリア充なのか?がお約束のようにTwtiter上を賑わす事になる。
自分は何故か新卒エンジニアと今まで1度も仕事をした事が無い。
今年で38歳、もう40歳手前というのに。
ネット系の仕事は幸か不幸か、年齢という物をあまり感じる事が少ない。
10代であっても、37歳の自分であっても、同じインターネット上という土俵で戦う事になる。
差があるとしたら経験という部分だけ。
その経験という所ですら、PCがあれば大抵の事は開発が出来るネット系では、年齢の差という所は薄くなってきていると思う。
まず作る、ダメでも、上手くいかなくっても。
教えられているのではなく、自分でやってみて形にする事の大切さ。
突き詰めて、めっちゃ突き詰めて考える。
例えばネット系のシステム一つとっても、ネットワーク構成、スイッチ・ルータ、物理・仮想サーバ、インタフェイス、CPU、メモリ、ディスク、RAID、電源、冗長化、監視、バックアップ、LoadBalancer、FW、ストレージ…
アプリは多様な言語、ミドル、DB、負荷分散・冗長、ログ、データ解析、セキュリティ、フレームワーク、アルゴリズム、プトコル・データ形式だったり…
どこを取っても考える事は凄まじくあるし奥が深い。
机上で教えられるより、これを作ってみてよ!!と課題を与えられて作るのも良いけど…
自分で考えて、突き詰めて解が出るところまでやってみる。
間違えていたり前提や仮定が間違っていても、それは次に活きてくる。
色々と触れてみて、自分に合っている所があれば、それを磨いていけば良いし、既に持ってい人はもっと磨けば。
「絶対にこのシステムは落とすな!!」とか「バグの無いシステムを作れ!!」とか、理不尽な事は何度もある。
ただエンジニアリングは、理想と現実の間にある数々の制約の中で解を出していく事だと思うから、そういう数々の要求に対して、どう解を出すのか?議論をするのか?というのはエキサイティングであるはず。
言われた事だけやる没個性ではなく、その中で自分なりのアイディアや色を入れていければね。
あと、基本はとっても大切だと思う。
ユニークで凄く新しい物や斬新な物、凄いアイディアだ!!と感動を覚える事のバックグラウンドは基本の積み重ね。
突き詰めて考えるのと似ているけれど、いきなり凄い物を作ろうとしても、その過程で知る・覚えるべき物は沢山ある。
時間の流れは早くなる一方だし、やれる時間も限られている。
自分を信じて、信念をもっていって欲しいと心から思う。