ポスト君 – Renew LINE version

iBeacon, WiFi版のポスト君を作って時間が経ったけど、地味にまだやっていたりしている。ESP8266やLINE Messaging APIが使えたり環境面の変化に合わせて改良したりでrenew.


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– 基本機能
ポストにポスト君を設置して、LINEメッセでポストへの投函を確認する。
暇な時に話かけると、話相手になってくれる。(ポストと会話をする)

– 使い方
1. ポスト君をポストに設置
2. LINEでポスト君と友達になる
3.1. 「開始」「はじめて」でポストの監視をはじめる。
3.2. 「終了」「おわり」でポストの監視が終了する。
3.3. 「XX秒間隔」「XX分間隔」でチェック間隔の時間を調整できる。(省電力対策)
4. 何か話すと雑談相手になってくれる。

雑談時はこんな感じ。この手のAI的なのと自分は会話が見事に噛み合わない。ポスト君の設定は19歳、女性、B型にしている。この設定自体、自分(39歳 男性)と会話が噛み合うのか?という問題もあるけど。



– 構成
ESP, 距離センサ, 自動応答雑談AI, LINE Messaging API, MQTT Broker

– 動作動画

もちろん旧版の通知方法も使えて、iBeacon(BLE)、またはメール版も手元で動いている。このポスト君、「毎日郵便箱を開けて確認する手間を省く」というのがあるけど、毎日郵便が来る人はそうは居なくて「ポストを開けた時に空っぽだった時の残念感」を解消する部分もあったりする。

どう使われるのか?という利用シーンとしては、以下な感じ。郵便箱や宅配ボックスにポスト君を設置すると、簡単にIoT化する事ができる。
1. いつでもポストへの投函をチェックできる。(LINE、メール、iBeacon通知)
2. 郵便箱を開けて確認する必要が無くなる。
3. 家でゴロゴロしている時でも、郵便が来たら通知をしてくれる。


— 以下技術的な部分
LINEメッセ部分の全体的な構成は以下な感じ。

ポスト君[ESP/IR] サーバ[MQTT Broker/Web AP] [LINE] ユーザ[LINEアプリ]

ユーザからのコマンド(開始、終了、XX間隔)とかはLINE側からのcallbackをWebAPで受けてMQTTに変換、MQTT通知としてポスト君に司令を与える。
逆にポスト君(ESP)はポストへの投函チェックを行って、投函が発生した時にMQTTメッセージ送信、サーバ側で受信したらLINE Messaging APIに変換して通知をユーザに行う。MQTT Brokerはmosquitto、MQTT/Web APの部分はgolangでサクサクっと作っていて、この部分がLINE/MQTTの変換GWとしての役割になる。またコマンド以外のメッセージについては、雑談API側に転送して応答を戻している(Chatbot化)。
LINE Messaging APIはムチャクチャ簡単で、こういった環境とモノを接続して制御、センサーデータを解析したり動きを与える場合の構成、そしてIoTなプロトコルとしてよく言われるMQTTを利用する場合の構成として、このような構成はアリでしょう。
そしてESPの激安パワーのおかげで、素材費用だけで1,000円以下になった。これはとってもメリットがある点の一つでもあると思う。

Hololens使ってみる

触ってみた感想を書くのを忘れて数ヶ月、Hololensを触ってちょっとした召喚アプリを作ってみた感想など。

Hololensといえば…これですね。

どーんw

MSのサイトにあるようなイケメンっぽく装着できず、被ってます感がモリモリだけど。

Hololensを使って適当にUnityで開発をすると、デスク上に召喚しちゃったり色々と遊べる。慣れた人なら使い始めてから、1時間もかからず、すぐアプリを書いて動かせると思われ。

他にも床の上に物を置いたり…

空中に浮かばせたり…

お約束のゲームっすね。

他にもSLAMというか、Hololensを被ってそこらじゅうを歩き回ると、自動で部屋の3Dモデルを生成してくれるという凄まじい機能もあったり。

ホロ部分はこんな感じ

いわゆるARメガネ物とは一線を画す性能というか、メガネというよりはWindows PCっすね。
何がビビるか?というと、バッテリー搭載で動かしても暑くならないし、2時間とか楽勝で動くという省電力。外向きにカメラが大量に付いてセンシングしつつ、空間処理を行いレンズに投影しつつアプリが動いて2時間くらいは楽勝でサクサク動いていたはず。しかも、暑くならない(これ重要)。Windows10 MobileがHololensでは動いていて、これはセンサー類が大量に付いたモバイルPCと思っても良い。

これはメガネ物じゃなく、頭に装着するモバイルPC。ただし、大量センサーつき、ホロレンズな投影で空間上にオブジェクトが見える…という新しい端末っすね。よくOculus/PS VRモノの全ての視野を奪った映像を見せるVRとは違って、MRって言うのか実空間の物とのインタラクションがあるような物っすね。視野角が狭いというのはよく聞く感じだけど、それすらも凌駕する空間上に「ここにある感」が凄い感じ。こればっかりは、実際に装着して感じるしかなくって、文字や机上で考えるより、体験して感じてみると凄さが分かると思われ。
他にも似たようなものに、metaとかもあったり。