ポスト君

ポスト君という物を作りました。アナログな郵便箱を、電子メールのようにプッシュで通知して電子メールボックスとしての役割にしてくれる、IoT的なアイテムです。

– 通知方法
iBeacon(BLE)、またはメール。
メールの場合は、端末がWiFiに接続されている必要があります。

– 動作
1. 郵便箱にガジェットを入れて起動する。
2. 起動時に赤外線センサーで郵便箱の中の距離を一定時間測定する。
3. 監視スタート、たまに監視を行なってポストに郵便が投函されて、距離に変化が起きたら郵便が来たと判断して通知を行なう。通知はiBeacon、メールの何れか。
4. 郵便を取って、郵便箱の中が元の状態と同じ感じになったら、また監視を開始する。

– 利用シーン
1. 郵便が届いたらメールが来る。(WiFiタイプ)
2. 家に帰る途中で、郵便が届いていたら、ケータイに通知が来る(iBeacon)。
3. 空の郵便箱を開けて確認する必要が無くなる。
4. 家でゴロゴロしている時でも、郵便が来たら通知をしてくれる。

動作は非常に簡単で、こんなサイズの物を郵便ポストに入れておくだけ。普通の郵便箱に設置できます。
名称未設定

こちらはgugen 2014で展示してきた時のもの。

よくあった質問としては…

– 電池ってどの位持つの?
デモの時はリアルタイムで監視をしていたので、すぐ電池が切れちゃうけど、郵便が来たかどうか?をリアルタイムで確認したい!!という高い欲求のある人はあまり居なくて、30分に1回確認をする位ならかなり電池が持ちます。逆に設定で、リアルタイムで確認をしたい!!という場合は、すぐ電池が無くなってしまいます。これはアプリ側から設定を行なって調整できるようにする感じですね。

– チラシとかも反応するんじゃ?
反応します。自分の場合は都内に住んでいるですが、チラシが全然来ないです。もちろん実家では来た事が殆ど無いですし、むしろチラシが来たら嬉しい位で、この点は受取手側の状態に依存します。また、チラシ状の封書であっても本当に欲しい郵便の場合もあるので、今の方法では判別不可能です。
そこでどうするか?というと、特注の郵便箱を作って、郵便が入ってきた時に、入って来た郵便物をスキャンして内容を確認するという方法で、来た物の属性を判断していく事も可能になるでしょう。つまり郵便箱の入ってくる口の部分をスキャナーのようにする、といった感じです。そこまでする必要があるかどうか?というのがポイントになります。

「ポスト君」への4件のフィードバック

    1. こんばんわ。この時に利用していたのは、WiFi版はSpark CoreとGP2Y0E02A(シャープの距離センサ)で、ビーコン版はArduino Promini&APLIXのビーコンでした。ただ、今はWiFiではESPを利用した方が良いかなーと思ったりしています:)

  1. とても素晴らしいモノですね!
    作り方を教えて頂くことは可能でしょうか?

    1. ありがとうございます。この時は赤外線距離センサを使いましたが、今だと重さセンサ(ゲージセンサ)を使う方が良い気がします。
      仕組みは超簡単です、センサーで値(blogの例だと距離・重さだと重量)を測定して、端末はSleepさせます。sleepさせる事で電池の持ちを長くさせるためです。定期的にwakeupして、前の重さと比較して変わっていたら、ビーコンを発生 or WiFiに接続してメール送信する、といった感じですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください